児童養護施設「クリスマス・ヴィレッジ」(東京都足立区)


秋葉の引退記念として、試合の応援にきてくれたクリスマス・ヴィレッジへ、
SRSボクシングセッションへ行ってきました。

皆忙しく、なかなかスケジュール調整が難しく……おやつ詰めは前日に行いました。




秋葉はおやつ詰めは、初参加。


そしてもう一人。
ボクシングファンなら、見覚えある顔でしょう?




いつもの川原商店さんで。70名分のおやつを買いました。
いつもありがとうございます。




おやつ詰めをして、それが子ども達の手に渡り、嬉しそうに食べる姿を見る。
その喜びを感じる為に、スタッフにもおやつ詰めを手伝ってもらいます。

今回はクリスマス前だったので、おやつも少々クリスマスっぽく。
1種類でも間違わないように。

そして綺麗に詰めるように……と、丁寧に入れていくので、みんな集中していました。



翌日。

いざ、子ども達の元へ!!





今回のスタッフ紹介。
左)コウジ有沢・伊藤克憲・坂本博之・秋葉慶介・錨吉人・海老原一己





今回2回目のボクシングセッション。
メンバー紹介と、秋葉からの一言。


「みんなの声援があったから、頑張れた。ありがとう」

と話しました。





ボクシングセッション、スタート!!



2度目とあって、非常にスムーズな立ち上がり。





まずはミット打ちのお手本を。



コウジ有沢は、元日本Sフェザー級チャンピオン。
今回初めての参加で、ひとつ返事で快く協力してくれた。





さあ、子ども達も打って来い!!








思いを拳に乗せて打ってくる子ども達。
それを受け止める僕達。



それがSRS……。



ある中学生。

ミット打ちは一人2分。

交代していく。

彼は、何度もグローブをつけた。

自分の番が回ってくるまで、シャドーをしていた。

僕はミットを持ちながら、彼がそうしているのに気付いた。

ミットを受けるとき、必ず僕が声を掛けること。




「嬉しかったこと、悲しかったこと、
そして何より怒り。怒ったことを、
思い切り打ち込んでこい!!」




彼はその時、一度手を止めて拳を握り締め、
みるみる険しい表情で身体を丸め、


「う~~~~~~お~~~~!!」


と声を挙げながら、
さまざまな思いを身体中にみなぎらせる。

その姿は、身体から炎が上がるようであった。

たくさんたくさん、抱え込んでいるのだと、僕は感じた。

その拳を受ける僕らも、同じくらいの熱を発し続けるんだ。

なかなかこれは、すぐに出来ることではないと思う。

たくさんの子ども達とふれあってきたから、感じることが出来るようになった。




険しい表情の彼が、
ボクシングセッション後には、
希望に満ちた表情に変わっている。




そんな様子を見ることが出来て、今回のセッションも実りあるものとなった。






そしてお疲れ様。


おやつタイム。





今回の主役「アッキー」。
すっかり顔なじみ同士で、子ども達もリラックスしていた。





小さい子は、すぐにひざへ座ってくる。





人肌の温かさが、なにより人のこころを癒すことを僕は知っている。





僕もその体温を感じながら、すごく癒される。

こんなセッションを続けていくことが出来て、本当に幸せだと思う。

これも、こころの青空基金へ支援してくださっている皆様のおかげです。

この場を借りて、こころより御礼申し上げます。









クリスマスヴィレッジのみんな、また会おう!!




P.S.



SRS初参加のコウジと、おやつ詰めの後に近くの真鍋ボクシングジムで手合わせ。



はじめは、翌日のSRSの予行練習ということで、軽くやるつもりだった。

次第にコウジがジャンバーを脱ぎ、僕はTシャツを脱ぎ。




「お前の12連続KOをした時の思いはそんなもんか!!」




「チャンピオン何度防衛したんだ?」




「6度です!!」





「もっとこい!!!!!!!!!!!
そんなんじゃない!!!
もっともっとだ!!!!!」




どんどん熱くなる僕らを、ジムの人たちは、ただただ見つめていました。。。






おしまい。



「秋葉慶介」試合招待


10月21日。

秋葉慶介の最後の試合。

SRSボクシングセッションを共にした、
児童養護施設「クリスマスヴィレッジ」の子ども達が応援に来てくれました。





ボクシングの試合時間は夕食時なので、SRSからお弁当を配ります。



今回、秋葉はとても気合いが入っていました。



クリスマスヴィレッジの子ども達が応援に来てくれるのは、今回で2回目。

試合前に激励の手紙をもらったりして、モチベーションが上がっていました。

結果は残念に終わり、秋葉は引退を決めました。

しかし、子ども達の一生懸命の応援は、彼のこころにずっと残ることでしょう。









みんな応援をどうもありがとう。
また会おうな。








このブルーのリングは、
僕達のこころの輪の象徴。
これからも、もっともっと広めていこう。



「君田小学校(茨城県高萩市)」修学旅行


去年「君小まつり」で講演とSRSボクシングセッションを行った、
君田小学校の6年生4名が、修学旅行で角海老ジムに見学に来ました。





夏ですが、新型インフルエンザが流行りだしていたので、皆マスク着用でした。
去年SRSスタッフで協力してくれた秋葉慶介も、試合前だったので練習を見てもらいました。





ミット打ちをしている秋葉。



子ども達は、真剣に見入っていました。






グローブをつけて、サンドバックを体験。
「重い~」と声を上げながら、頑張っていました。


後に、感想文を頂きましたが、「サンドバックはきつかったけど、楽しかった」とありました。
小学校での初めての修学旅行に、僕に会いに来てくれてどうもありがとう。



中学校に行っても、頑張ってな。
また会おう



「少年柔剣道合宿研修」


いつもお世話になっている福岡県警の警察官、村田昇平さんからお話をいただき、
福岡の「少年柔剣道合宿研修」の一環で、SRSボクシングセッションをしてきました。





今回のSRSスタッフのメンバーです。
左から)海老原一己・錨吉人・若松一幸・大迫伊知呂・坂本博之・平山司・村田昇平・井上剛(敬称略)





まずはSRSボクシングセッションの説明と、僕の自己紹介を兼ねて、子ども達の前で話をしました。
この子ども達は、柔道・剣道をやっていて、中には和白の子ども達もいます。





普段柔剣術を鍛錬している子ども達が、初めてグローブをつけて拳を握る。



SRSはボクシング指導ではない。
拳に思いをのせて、打ってみろ!!





はじめは恥ずかしそうだった子ども達も、要領を得ると力がみなぎってくる。





おまえの剣道に対する思いはそんなものか!!もっと打ってこい!!と声をかけると、
みるみる表情は高揚していきます。





和白青松園から参加した子ども達。
剣道はなかなかの腕前らしいです。



普段は、児童養護施設の子ども達とのSRSボクシングセッションですが、
今回このような機会を与えていただき誠にありがとうございました。

後に村田さんから、嬉しい話を聞きました。

村田さんの息子さんが、あるとき「熱をもって頑張る」と言ったそうです。

村田さんは「何でその言葉を知ってるんだ?それは坂本さんの言葉なんだよ」

と伝えると、ある友達から聞いたんだと、言ったそうです。

「へ~」と思いよくよく聞いてみると、和白青松園の子どもが、
友達である村田さんの息子さんに「熱を持って頑張る」と言ったんだと聞いて、
僕はとても嬉しい気持ちになりました。

僕は、いつもこの言葉を伝え続けています。




「熱をもって接すれば、熱をもって返ってくる」




この言葉に、ぴんと来ない人もいるでしょう。
それでいいと、思います。

でも、何かのときに、
「あ、坂本さん、こんなこと言ってたな」

と、ふと思い出してもらえたら。
それでいいと、思っています。




そんな中で、彼が友達同士の会話に「熱」の話をしてくれていたと知って、とても嬉しかったのです。




この気持ちは、忘れられないな~。




P.S.
合宿所を出て、帰りの飛行機の時間までKASUYAボクシングジムで、練習をしてきました。





前日のマリンスポーツ・バーベキューで、日焼け止めを塗らずにはしゃいだ僕は……



いたたた。



真っ赤になりました。
翌日には水ぶくれで、眠れないほどでした。

真夏の太陽を侮ってはいけませんね。

海には日焼けクリームを忘れずに。
(年末なのに真夏の話題ですみません)



2009 SRS 夏のひととき


九州でのSRSでは必ず協力してくれる僕の後輩が、
「子ども達に何か思い出を作りたい」と、福岡県内の中小企業へ有志を募り、
和白青松園の子ども達を「マリンスポーツ・バーベキュー」に招待してくれました。










この後輩、平山司は和白青松園の後輩であり、元西日本ミドル級新人王だった。
和白青松園で同じ時期を過ごしたわけではないが、
知り合ってから今まで、何かと力になってくれている。






和白青松園からすぐ近くの海水浴場で、バナナボートやジェットスキーボートに乗りました。
みんなものすごくはしゃいでいました。
バナナボートでは、わざと海に振り落とされるのがとても楽しそうでした。





ジェットスキーボートでは、僕も挑戦しました。
僕と高校生の3人で乗り、ものすごいハイスピードにしぶきが目に入り、
目を開けていられず必死にボートにしがみついている感じでした。


散々振り回され、ようやく岸辺に着いてふと2人を見ると。



ゴーグルをしっかり装着しているではないか。



俺だけだったのかい。目が痛かったのは。
正直楽しむ余裕はなく、ただただ腕の筋肉痛だけが、じんじんしていました。




マリンスポーツでおもいきり遊んだ後は、お待ちかねのバーベキュー。




肉・魚介・野菜。たっぷりいただきました。





浜辺では、スイカ割りもしました。





目隠しをして、誘導してもらいながらスイカを割るゲーム。





僕は迷いに迷いまくった挙句。。。







海を叩き割りました。
子ども達は、一撃で割っていました。






楽しい時間をありがとうございました。




子ども達にとって、
忘れられない1日になりました。




今年からこの、マリンスポーツ・バーべキュー祭りをやっていこうと、
福岡県の中小企業の有志が募ってできた祭りを来年もやっていこうよっと言っていただきました。
ご協力誠にありがとうございます。






P.S.



海を見ると、バタフライをせずにはいられない僕。









海は楽しい。

おしまい。



児童養護施設「興正学園」(北海道札幌市)


北海道2日目は、児童養護施設「興正学園」で、ボクシングセッションをしました。





メンバーは同じく 札幌赤坂ボクシングジムの畠山会長・赤坂マネージャー・岩倉新選手。
小堀と僕。カメラマンのえびちゃん。






僕と小堀の似顔絵と写真をパネルにしてくれていました。力作で嬉しかったです。





メンバー紹介の時には、元世界チャンピオンの小堀祐介が、チャンピオンベルトをお披露目しました。
相変わらず、しゃべりは苦手な小堀。





ボクシングセッションスタート!!
子ども達のやる気がみなぎっていました。





ミット打ちでは、小さい子から





大きい子まで、まんべんなくたっぷりと。



積極的に参加してくれて、
どうもありがとう。






水分補給は欠かせない。
こちらも、赤坂ボクシングジムからの差し入れです。





恒例の「魂の10発」



プレゼントするミットとグローブに、
僕の熱を叩き込みます。






これからも、このセッションと続けてくれな。





「坂本さんのミット持ちたい」というリクエストが出たので、ほど良く温めました。





おやつタイムでは、アドレス交換もします。



思春期を迎えた子ども達には、さまざまな相談事があり、
先生や友達に相談し辛いことなどのフォローが出来ればと考えています。

興正学園のSRSボクシングセッションでは、
ご支援いただいている「SBI子ども希望財団」の田淵義久理事長が、見学にいらっしゃいました。

田淵義久理事長にはご多忙の中、北海道の地でちょうどタイミングが合い
実際に見ていただけて、大変光栄でした。

今後とも、ご支援と共にご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い致します。





興正学園のみんな、どうもありがとう。



また会おう。



「柏葉荘SRS vol.2」


遅くなりました。
北海道札幌市にある児童養護施設「柏葉荘」でのSRSボクシングセッションの続きを書きます!!

更新が遅くなり、本当にすみませんでした。

2009年もあとわずか。

書き残しが無いように、力いっぱい更新していきますので、宜しくお願い致します。






2時間近くのミット打ちが終わり、恒例の「魂の10発」
プレゼントする、ミットとグローブに僕の渾身の10発を打ち込みます。





これで今日のボクシングセッションをみんなで続けてくれな。


上級生は下級生のミットを持ってあげてくれ。

上級生は、先生(職員)に持ってもらって、
言葉ではなく気持ちを拳に込めて伝えていってくれ。


と、伝えました。



「拳に気持ちを込める」


言葉に出来ない様々な思い。

言葉に表しようの無い思い。

そういう声無き声を、受け止める。

拳に乗せた思いが、ミットを持った僕らの手のひらに、ビシと伝わる。

打ち込んだ子ども達の拳が、話しかけてくる。

それを受け止めた僕らに伝わるから、
子ども達はボクシングセッション後に爽快感を得られるのではないかと、思います。






セッション終了後、東京から持ってきたおやつをひとりひとりに配り、
みんなで食べながら子ども達と楽しいひと時を過ごしました。





柏葉荘のみんな、どうもありがとう。



腕につけたブルーのリングは、僕らとの絆だ。

また一つ、輪が広まったね。

これからもよろしく。



また会おう。

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