12/23「第22回未来っ子カーニバル」



大阪府遊戯業組合連合会青年部会 主催「未来っ子カーニバル~笑顔に会いたくて~」に
参加してきました。


これは、大阪府の児童養護施設と交通災害遺族会の子ども達を招待し、
「クリスマスを思い切り楽しんで」という趣旨で、昭和62年から毎年実施されているイベントです。





坂東英二さんやKONISHIKIさん、若手芸人やダンサーなど、
たくさんのジャンルで活躍されている方々が集まって、2000人の子ども達と楽しむのです。





僕はもちろんSRSボクシングセッションで、子ども達と汗を流しました。





限られた時間の中で行うので、スタッフも動きを把握して、子ども達の誘導はばっちりでした。





元日本ミニマム級チャンピオン 阿部弘幸(角海老ジムトレーナー)
さすがに日々選手を育てているトレーナだけあって、
テンポよく・時には色んなコンビネーションを折り混ぜて、子ども達を楽しませていた。





元日本ランカー 元吉真三(ブクロジムトレーナー)
一見厳ついが、根は優しいので、子ども受けが良かった。
終わった後、「もっと子どものハートを掴みたいんですがどうすれば?」と、
すごく熱心になっていた。今後ともよろしくな。





唯一現役世界ランカーのボクサー・榎洋之
これで2回目の参加。初めのデモンストレーションで、
榎が子ども達の前でミット打ちを披露することになっていたのだが、
その打ち合わせの入念さには、ミットを持つ阿部トレーナーもげっそりするほどの熱心さだった。

どのコンビネーションが良いか、このパンチはどうか。今の音はどう?など。
結局出番30秒前までやっていた。





僕はいつものように「嬉しかったこと・楽しかったこと。そして怒ったこと。
全ての思いを拳に乗せて打って来い!!」と子ども達へ言葉かけをします。
子ども達は真剣に打ってきます。





最後に僕の今までの思いを込めて「ラッキー7」として、7発のパンチを打ち込みました。





今回SRSボクシングセッションのメンバーです。
僕の右側に写っている「プアボーイズボクシングクラブ」のスタッフの方々、
どうもありがとうございました。





SRSボクシングセッションに顔を出してくださったKONISHIKIさんと。
「凄くいい活動だ」と言っていただきました。





イベントの最後に、子ども達を見送りました。



2000年から交流のある「東光学園」の子ども達にも、久しぶりに会うことが出来ました。
その中の高校生の男の子が「坂本さんが前に園に来たときは、小学生だった」と。
「卒園するまでに来てね」と言われて、「今日やったことを、東光学園でもやろうな」と約束しました。

今回「未来っ子カーニバル」に参加出来たことは、大変素晴らしい経験でした。

大きな会場で、おもちゃ箱のような数々のアトラクションがあり、
人と人とが繋がりあっているイベントであると感じました。
22年間続いていることにも、強く感銘を覚えました。

また是非参加したいです。



12/16「世田谷区立船橋中学校・希望丘中学校」講演&SRS


この日は2校合同で、講演とSRSボクシングセッションを行いました。

このようなパターンは初めてでしたが、
今回このお話をいただいた「青少年船橋地区委員会」の方々の熱心さに、非常に胸を打たれました。

僕が他の中学校で行った講演も、あらかじめ聴きに来て下さったり、
また今回の講演までの打ち合わせも何度となくジムに足を運んでいただき、話し合いました。

そこまで、子ども達の教育・育成の為に、真剣に熱心に取り組んでくれる大人が近くにいること。

とても大切ではないでしょうか?

「子ども達の為に。その未来の為に」

その熱が、この日を迎える前から、僕にひしひし伝わってきました。






僕の話を一生懸命聴いてくれました。
この時は壇上に上がらなかったので、とても生徒から近い距離でした。

子ども達の熱心な目線を強く感じ、緊張してしまい、出だしが少々もつれました(苦笑)

1時間たっぷり話終わった後は、SRSボクシングセッションです。






この日手伝ってくれたのは、19歳のボクサーの卵です。
まだ練習生ですが、これから楽しみな子です。





「女の子もやってみよう」と声をかけると、積極的に参加してくれました。





終わりに、生徒を代表して、感想を言っていただきましたが、
僕の話を真剣に聴いてくれたのだなと感じ、嬉しくなりました。

僕の話の中で、参考になることもそうでないことも。
でも聴いてくれたことによって、頭の片隅に入っていて、ふとした何かのときに思い出してくれたら。

何かのきっかけになってくれたら。
そんな風に思います。



船橋中学校のみんな・
希望丘中学校のみんな。
また会おうな。






世田谷区立舟橋中学校校長 徳永啓介先生・世田谷区立希望丘中学校校長 小松昌之先生・
青少年船橋地区委員会 会長 佐藤三智子様・副会長 宮幸朱美様

この度は大変お世話になりました。
23区内での講演は初めてで、ここからより大きく輪を広められればと思います。


どうもありがとうございました。


平成20年度「福岡県薬物乱用・青少年防止県民大会」講演



福岡県の青少年の非行問題は深刻な状況にあり、
特にシンナーなどの薬物乱用による少年の検挙補導者数は、ここ数年全国ワースト1位なのだそうです。
確かに、僕は今年福岡県での「薬物防止」のキャンペーンに数度呼んでいただいています。

薬物に逃げることを止めることは難しい。
だからこそ、一度でも手を出してはいけないのが薬物なのです。

気軽な気持ちで、遊び半分でシンナーなどに手を出して、
そこから離れられなくなった人を僕も知っています。

そして結局、本人が一番苦しんでいます。
それほど薬物は、依存性の強い、危ない代物なのです。






会場では、僕の講演の後に、参加した中高生とSRSボクシングセッションを行いました。
多くの子ども達が参加してくれました。

時間も短かったため、全員のミットを受けてあげることが難しかったのですが、
元気の良い子ども達でした。

ある少年のミット打ちを、会場の皆で応援してもらいました。
少年はその声援を受けて、みるみる拳に力が入っていきました。

ミットへ打ち込む力は、明らかに強まっていきます。
2分間で、彼は汗だくになりました。

「どうだった?」と聞くと「疲れた」と、息を切らせながらも晴れやかな顔つき。
「みんなの応援があったから、ここまで出来ただろ?」と聞くと、こくんと頷く。

「みんなも彼の頑張りを見て、応援したくなったんやろう?」と。

ここでお互いが、ひとつの気持ちになって、一生懸命になれた。

一生懸命っていいだろう?



一生懸命やったことに、失敗はないんだよ。



一生懸命を、たくさん経験していってほしいと、伝えました。



「・・・とある中学校での講演」


久しぶりの更新です。
今日のブログは、少しシビアにいきます。

僕はこれまで、中学校での講演をそれほど多くはありませんが、させていただいています。

どの学校もそれぞれの校風と言いますか、生徒や先生方のコミュニケーションのあり方や、
関係性が垣間見え、勉強になったり感心したりすることも多くありました。

良い・悪いを別にして、見ていて気持ちが良かったり、微笑ましかったりする場面に遭遇出来るのも、
学校での講演ならではであり、僕にとっても密かな楽しみでもあります。



さて、本題に入ります。



この日僕が訪れた中学校では、講演とSRSボクシングセッションを予定していました。
まずは、僕の話が始まります。

僕は、いつものように真剣に話し始めました。
数分もしない内に、どこか違和感を覚えました。

どうもざわついている。
生徒は僕の話に集中出来ていない。

聞く体制に入っていないことに、すぐに気付きました。
僕は、自分の熱が足りないのだと感じ、より思いを込めて話しました。

一人。少ししてまた一人。
席を勝手に立つ生徒。

戻ってくるが、また別の席から一人。
その様子は、正直こちらから見ると異様でした。

勝手に席を立っても、誰も何も言わない。
「あれ?」と思いながらも、僕は話を続けました。

僕は話しながら、先生方の顔を見ていました。
ざわついている生徒。席を勝手に立つ生徒。
彼らに対し、先生方は誰も注意しないのです。



知らん振りです。



僕は、先生方へ目で訴えていました。
「これでいいんですか?」と。
応えは返ってきませんでした。

結局、僕の話は終始ざわつきの中で、早めに切り上げ、SRSボクシングセッションへと移行しました。

じっとしていられないのならば、身体を動かさせようと思ったからです。
やはり、ボクシングセッションでは、生徒達は笑顔を見せ、僕との距離を縮めてきました。
そうして、ここでの講演は終わりました。

僕はここで強い口調で話したいことがあります。



「見て、見ぬふりをするな」と。



強い者が弱い者を守る図式の話の中で、必ず投げかける言葉です。

ここで僕は、この言葉を先生方に訴えていたところがあります。
生徒が好き勝手に動いている。

ここは教育の場であり、まだまだ子どもである生徒達に、
大人である先生方が「良いこと」と「悪いこと」を教えることは大切なことです。
近年、このような風景は多くの学校で見られるそうです。

大人が子どもに遠慮しながらでは、教育の場は成立しないでしょう。

大人は凛として、ズバッと「良いものは良い」、「悪いものは悪い」とはっきり示してあげることが、
大人と子どもとの距離感を縮めることではないでしょうか。




帰り際、僕が帰るときに生徒達は携帯電話で僕の写真を撮っていました。
「ケータイ学校に持って来ていいのか?」
と聞くと「だめ」と答える。

じゃあ何で持ってきてるんだと問うても、生徒は知らんふり。
それを遠巻きに見ている先生。



おいおいおいおい。



なんだかとても物足りない気持ちでいっぱいになりました。
毎月でもいいから、ここへ来て、生徒達と接したいと感じました。




追伸>>>>

後日、同行してくれた筑豊ボクシングジム・マネージャーの井上文典からこんなことを言われました。

「僕も今まで坂本さんの講演を、もう10回以上聞いていますが、今までで一番熱かったっす。」

僕の訴えは、ノリには伝わっていたようである。



11/9 箱根ー東京間「子ども虐待防止オレンジリボンたすきリレー」



北海道から帰った翌日。




オレンジリボン 運動主催の子ども虐待防止キャンペーンに参加してきました。



湘南コースと都心コースの2手に分かれて走ります。
僕は都心コース・第6区間を走ることになりました。





オレンジリボン運動のTシャツ。





軽い距離だと思っていたのですが、結局9キロを走ってしまいました。
とはいえ、競争ではないので、10名ほどの方々と一緒にランニングほどのペースで走ったので、
楽しかったです。





催し物が終わり、最後に万歳三唱の挨拶をさせていただきました。
急遽だったのでうまく話せるか心配でしたが、これまで講演をさせていただいてきた成果が出て、
話すことが出来ました。

軽い路上演説状態になり、通りすがりの方々も立ち止まって聞いてくださいました。
そこで「たまたま通りかかったのですが、良いお話を聞けました。私も頑張ります」と
声を掛けてくださった方がいて、嬉しくなりました。

「(虐待を受けた子どもに対し)君たちを傷つけたのは大人かもしれない。
しかし、君たちを守れるのも、俺たち大人なんだよ。虐待を受けた子どもは、
なかなか大人を信用できないでしょう。そのこころに出来た隙間を、
僕はSRSボクシングセッションで埋めていきたいと考えています。」と
僕はいつも講演でもお話をさせていただいています。

この活動をより多くの方々に知っていただき、まずは自分の周囲の子ども達に目を向けて、
虐待を無くしていきましょう。



11/5「福岡市社会福祉協議会」講演



11/5 福岡市民会館にて、児童養護施設職員・児童相談所の職員・民生委員・
地域ボランティア・学生の方々2000人の前での講演でした。







こんなに大勢の前で話すのは初めてなので、とても重圧を感じました。





なので、準備体操を入念に……。





隣には手話の通訳の方がついてくれました。


この日は、児童養護施設出身の当事者として、意見を発してきました。

子ども達と向き合っている職員の方々へ、少しでも子ども達の気持ちを代弁出来ればと思い、
僕が今関わっている子ども達の話も含め、話してきました。

会場にはもちろん和白青松園の職員や園長先生もいらっしゃいました。

僕の半生を話す中で、子どもの頃お世話になった和白青松園のケアワーカーの前で
その頃の話をさせていただくことが、なんだかとても不思議な気持ちになりました。





和白青松園の恩師の方々。





こころの青空基金の募金箱を設置していただきました。





帰りに多くの方々から、募金をいただきました。


128.555円もの募金をいただきました。
ご協力誠にありがとうございます。


11/3 筑豊ジム「東洋太平洋Lフライ級タイトルマッチ」


11/3 筑豊ジム所属「Lフライ級和田峯幸生」の
東洋太平洋タイトルマッチ王座決定戦の応援に行きました。

和田峯幸生は、僕の育った児童養護施設「和白青松園」での
SRSボクシングセッションに協力してくいれた選手です。





この日も和白青松園の子ども達も応援に駆けつけてくれました。
子ども達は、SRSボクシングセッションで仲良くなった和田峯選手を力いっぱい応援していました。





子ども達が横断幕を用意してくれました。





その応援の声が届き、見事王座奪取に成功しました。





新チャンピオン誕生。



子ども達は、リングを降りた和田峯選手に駆け寄り、喜びを共にしていました。

今回筑豊ジム出身の選手で、初のチャンピオンが誕生しました。
地元のボクシング試合興行を立ち上げ、74回目の快挙だそうです。

会長やマネージャーをはじめ、応援し続けたファンの方々の喜びはひとしおでしょう。
僕も筑豊出身者として、とても嬉しいです。

和田峯よ。
これからも子ども達と一緒に応援していくからな。



がんばれよ。



今回試合会場に筑豊ジム様より、こころの青空基金の募金箱を設置していただきました。
会場にお越しいただいた方々より52.284円の募金をいただきました。

また、SPANKY K SACRED BOXING HALL会長鬼塚勝也様から
「応援しているよ」と、募金をいただきました。

ご協力誠にありがとうございます。





筑豊ジムに通っている子ども達が、募金活動に協力してくれました。



ありがとう!!


11月2日「君田小学校~君小まつり~」講演&SRS



11月2日。
茨城県高萩市にある「君田小学校」へ、講演&SRSに行ってきました。

昨年高萩市秋山中学校での講演でお世話になった「ざっぽん」先生が、
今年からこの君田小学校へ赴任したのがきっかけで、呼んでもらいました。





いい写真だなぁ。


山間深くに君田小学校と君田中学校が佇んでいます。野生のイノシシが出没するそうです。





この日のスタッフ。
左から)中島吉謙・秋葉慶介・坂本博之・海老原一己





この日は茨城県高萩市長である「草間吉夫」市長との対談も実現しました。


草間市長は、幼少より児童養護施設で過ごされ、多くの苦労をされてきた方です。
そして、児童養護施設出身者として初めて、市長になられた方でもあります。
似た境遇を持つ者同士、これからも力を合わせていきましょうと、お話をさせていただきました。





SRSリングの輪が、またひとつ広がりました。





君小まつり~餅つき大会です。





美味しいブラジル・・・豚汁をいただきました。





さぁ、講演をスタートします。





君田小学校全校生徒・君田中学校の生徒・父兄の方々・地域の方々へ向けて、
熱くメッセージを発しました。





SRSボクシングセッションスタート。







楽しんで出来たと思います。





お礼に子ども達が作ってくれた、リースをいただきました。


どうもありがとう。






君田小学校全校生徒12名の子ども達。
小さな小学校ですが、元気いっぱい笑顔いっぱいの子ども達でした。





君田小学校 校長先生より。

君小まつり~父兄の方々・地域の方々より29.012円の募金をいただきました。
ご協力をありがとうございます。



小学1年生から6年生まで。
全部で12名のちいさな小学校でした。

子ども達はとても明るく、先生方もいつも笑顔でした。
自然に囲まれ、大人達の温かい目に守られ、この子達はすくすく育つのだろうな……と感じました。




追伸:
明日は福岡県飯塚市にある「穂波西中学校」へ講演に行って来ます。
朝一の飛行機です。


頑張ります。


10月24日「WBA世界フェザー級タイトルマッチ」



更新が遅れてすみません。
さかのぼりますが、榎洋之の世界挑戦の記事から更新します。







結果は皆さんもご存知のとおりでした。
しかし、この試合を観戦した誰しもが、榎洋之の底力をみたことでしょう。

チャンピオンのクリス・ジョンが繰り出す巧みなパンチをもろに受け、顎が何度も跳ね上がり、
会場からはいつ榎が徹底的なダメージを受けるかを心配するどよめきが起きていた。

そんな中、榎は一歩も退かず前へ・前へ出続けた。
顔は腫れ上がり、足が折れそうになっても、渾身のパンチを繰り出し続けた。

この試合で、また違った榎洋之の姿を見ることが出来た。



お前はまだまだ伸びるよ……。






日本Lフライ級5位斉藤直人。
この日の斉藤は、エンジン全開で、スピーディーに動いていた。
身体のキレも良く、のびのびとリングで暴れていた。

2人とも、この試合に気合いが入っていた。
そう。SRSボクシングセッションで友達になった子ども達が、応援に来てくれたから。





東京都足立区にある児童養護施設「暁星学園」の子ども達と斉藤。





秋田県秋田市にある児童養護施設「聖園天使園」の子ども達と榎。



子ども達は、初めての生観戦でとても楽しみにしてくれていた。
まして、SRSボクシングセッションで共に汗を流した“おにいちゃん”が、
リングで光を浴びて闘っている。

その姿を見て、何かを感じ取ってくれたのではないだろうか。

後日、この日の感想の手紙をいただきました。
「榎選手の頑張りをみて、最後まであきらめない気持ちを僕も持ちます」


感じ取ってくれていますね。
嬉しいです。





榎の試合が終わり、榎がさっきまで握り締めていたグローブを持って、子ども達の所へ行きました。

「いいかい。このグローブは榎のいろいろな思いが・魂が入ったグローブなんだ。
今日の榎の頑張りをお前達も胸に焼き付けて、このグローブを触っておけ」

すると子ども達は、手を伸ばし、「わー熱い」「すげー」と口々にしながら触っていました。


この日を忘れないで、
お互いに頑張ろうな。


「チャリティーボクシングフェスティバル」


10月17日。
江戸川区スポーツセンターで行われた、
(株)勝又プロモーション主催「チャリティーボクシングフェスティバル」のゲストとして
SRSボクシングセッションをしてきました。

フィリピン国の現役チャンピオンや日本ランカー達の熱き戦いの中で、SRSは行なわれた……。





当然子ども達は、この本物のリングに上がるのは初めてなわけで、とても緊張した顔つきだ。





一人、二人、三人……と、プロボクシングのリングに上がってくる……。


僕はここでも言います。

「お前たちの今までの人生で、
嬉しかったこと・悲しかったこと・怒ったこと。
全ての思いを込めてミットにめがけて打ってこい」と。





やはり恥ずかしそうな子ども達。


さらに僕は言います。


「お前の気持ちはそんなもんじゃねえだろう」と。


すると、周りのお客さんの目を気にしていた子ども達は、
何かを吹っ切ったように無我夢中で打ってくるではないか。







そこには言葉にならない思いがある。


受け止める僕達には、ビシビシそれが伝わってきます。

今回のチャリティーボクシングフェスティバル主催者である(株)勝又プロモーション様より、
埼玉県熊谷市にある児童養護施設「雀幸園」の子供達を招待していただきました。





子ども達は、一段と力強くなっていると確信した一日でもありました。
腕力が強くなったとか、そんなことではない。


そう……「笑顔」である。


自分の思いを受け入れられていると感じた子ども達からは、自然に笑顔が見られる。
わかってもらえる安心感からほころぶ笑みが、永遠に続いてほしいと願っている。





会場に来ていた新井さんという方から、おもちゃの寄付をいただきました。





(株)勝又プロモーション様より、こころの青空基金へ24万円もの小切手の寄付をいただきました。
ご協力誠にありがとうございます。



「清瀬市立清瀬第四中学校」講演


今日は、東京都清瀬市にある清瀬市立清瀬第四中学校で講演をしてきました。
ボクシング生活で学んだことをお話したのですが、生徒達は真剣な眼差しで僕を見ているではないか。


そう、かなりの熱であった・・・


僕も、その重圧に負けじと熱を追い返した。
熱と熱とのぶつかり合いだったのではないだろうか。

それから、SRSボクシングセッションに移り希望する生徒達のパンチをミットに受けました。
時間は限られているため多くの生徒達のパンチを受けることはできませんでしたが、
やはりここでも言います・・・


「君達の今までの人生で一番嬉しかったこと・
楽しかったこと・そして怒ったこと。
その思いを拳にのせて僕が持っている
ミットにめがけて打ってこいと・・・」


すると、ある子が言いました。


「あ~すっきりしたっと・・・」


そして僕が言います。


「なんでかわかるかい?と
自分の思いを俺に伝えたからなんだよって・・・
そして俺はお前の思いを受け止めたぞと・・・」


それがSRSなんです。


清瀬第四中学校のみんな~
また会おう・・・


明日は、福岡県うきは防犯協会主催で僕なりの気持ちを伝えていきたいと思っております。
飛行機が揺れないことを祈るばかりです・・・


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