「メドトロニック・ソファモア・ダネック株式会社」取材



今年の6月、「メドトロニック・ソファモア・ダネック株式会社」の社員さんの前で
講演をさせてもらったことは、以前このブログでも紹介しました。

そして今回。従業員向けの社内ビデオに出演して欲しいとの依頼をいただき、
今日は大塚の角海老宝石ジムで収録に臨みました。









改めて「メドトロニック・ソファモア・ダネック株式会社」の説明をさせてもらうと、
僕の腰に埋め込まれている“チタン製のボルト”など脊髄疾患系の医療器具を製造販売しているメーカー。

今回は闘病生活について、じっくりと話をさせてもらいました。








そして「メドトロニック・ソファモア・ダネック株式会社」の社員の皆さんから
「こころの青空基金」に86,666円もの募金が寄せられ、有り難く受け取らせていただきました。

皆さんの善意は子供たちのために有効に使わせていただきます。




本当にありがとうございました。




「イチョウ祭り」vol.2



「生長の家 神の国寮 イチョウ祭り」の続きです。

昨日のブログでは、間に合わなかった写真をまず、ご紹介したいと思います。

SRSボクシングセッションでの本当のメインは、ミット打ちです。

子どもと1対1で向き合う時間。

2分という短い時間ですが、この向き合い、その都度声を掛け合い、
コミュニケーションしていく時間はとても密度の濃い時間なんです。

初めは恥ずかしかったり、息が合わずに外れてしまったり。力加減がわからず強すぎたり弱かったり。

パンチの様子で、その子のこころのあり方まで、伝わってきたりするんです。


「おぉ。いいパンチだ」

「もっと打てるぞ。もっとこい!」


そういう言葉掛けひとつで、ぐっと子ども達のテンションは上がり、
ラスト30秒前のパンチの威力は格段に上がるのです。

そうして終了後に、ぱっと明るい笑顔が見れた瞬間、僕たちの熱もさらに上がるわけです。

ミットを受けることは、簡単なようで要領がわからないと難しいし、とても疲れます。

しかし、子ども達の笑顔があるから、僕たちはミットを受け続けられるんだと、思うのです。





僕はこんなに笑っている顔は、普段はなかなかありません。
写真を見て初めて、自分もここまで笑っているんだなぁと知らされます。





初参加の寺(てら)。いつもクールな寺が、
子どもの目線に合わせてミットを持ち、声を掛け、そしてこの笑顔。
子どもの前ではみんな笑顔になれるんだよな。寺には小さい子どもが多く集まっていた。





みのる(SRSスタッフ)は、ボクサーと間違われるほどの体つき
(顔もあるボクサーにそっくりである)だが、ミット打ちはSRSで覚えた。今回も頑張ってくれた。





ひとしきりを終えて、SRSの余韻に浸っています。







さ~ここからは祭りを楽しむ番だ!


まずは腹ごしらえに、焼きたてたこ焼きを食べました。
まん丸たこ焼きは、高校生が焼いていた。美味かったなぁ。

ステージでは、園の子ども達のダンスの出し物が。
小さい子から、高校生まで、元気に踊っていた。かわいかったな~。

その後、イチョウ祭りの毎年恒例の「カップラーメン早食い競争」が始まりました。
小学生の部・中学生の部・高校生の部・大人の部に分かれて、勝者は景品がもらえます。

SRSからどなたか……と言われて。





僕とみのるが出ました。


よ~~い!スタート!





本気です。みのるは猫舌とは思えない速さで追い上げます。僕は麺を噛まずに飲み込みました。
アツアツを食べるので、麺は良くとも最後のスープがきついです。
僕はスープを容器に交互に移し替え、冷ます作戦に。しかしみのるがもう終わりに近い!



さぁ~~~勝者はどっちだ~~~~!!!???






僕です。





僅差のジャッジで、結果アピール勝ちです。(喜びすぎです)
みのるは口の中がやばかったそうです(猫舌なのに頑張ったな)




最後はビンゴゲームが。

ここでも僕は1等のディズニーランド招待券を、当ててしまいました。
せっかくですが、ここは辞退。復活した1等賞は子どもの手に渡りました。

その時に変わりに貰ったミニーマウスの抱き枕。
知らなかったんだけど、これが女の子達の一番ほしい商品だったんだ。

それを知ってしまったから、最後に


「商品を当てられなくて、
この抱き枕がほしい人!じゃんけん大会だ~」


と、じゃんけん大会を始めてしまいました。(もちろん許可してもらいましたよ)





とてもほしがっていた女の子が、勝ちました。嬉しそうな顔が見れて良かった。

今回、地域交流の祭りに初めて参加をさせていただきました。

児童養護施設への理解を深めていただくには、
まずは、地域の大人が関わることは、とても大切なのではないかと思います。



この祭りに向けて、職員の皆さんが本当に頑張って準備を進めてきたことがわかったし、
祭りを盛り上げる為に子ども達が出し物を一生懸命練習してきたんだろうなぁ~と思うと、
これからもたくさんの方々に参加してもらいたいなぁと、こころから思いました。



皆さんの家の近くにも、児童養護施設はあります。

子ども達との輪を。

地域の輪を広めていきましょう。

関心を持つことが、第一歩となるはずです。

今回も、本当に良い時間を過ごすことが出来ました。

この場をお借りして、「生長の家 神の国寮」のみなさんに、御礼申し上げます。

また、多くの方々が、「こころの青空基金」にご協力をしてくださいました。

僕達は、この先時間は掛かろうとも、地道に歩み続けて行きます。

皆様からのご支援を、必ず子ども達へ届けて参ります。

今後とも宜しくお願い致します。




どうもありがとうございました。





Photo By 海老原 一己


「生長の家 神の国寮 イチョウ祭りへ」



昨日の日曜日に、東京都国立市にある「生長の家 神の国寮」の
年1回に開催される「イチョウ祭り」に、SRS として参加してきました。

この祭りは、地域交流の一貫で、近所の方々や子ども達の同級生らが集まる大切な行事です。

屋外で行われる為、天気が心配されましたが、曇りながらもなんとか保ってくれました。





SRSは12時スタート。頑張ります。





園の広場は華やかに装飾され、目一杯にステージや出店が並んでいました。
ステージ上では、白熱したバンド演奏(高校生)で盛り上がっていました(写真は別のもの)。



出店はたこ焼き・ホットドック・焼き鳥・綿菓子・ポップコーン・コイン落し・ピンポンすくい。
子ども達はとても嬉しそうに、ジュースを飲んだり食べたりしていました。

小学生から高校生の子ども達が当番制で、出店の売り場に立っていました。

うぅ……食いたい。でもまずはSRSに100%を注ぎたいので、それまで我慢・我慢。





今回協力してくれたボクサーは、寺畠章太選手(日本バンタム級4位):左 と、
これで3回目の参加、SRSフルマークの佐藤常二郎選手(日本フライ級9位):右です。





SRSスタート!!
いつものように、まずは基本スタイルから覚えてもらいます。





屋外ステージでやるのは初めてのことだったので、どうなるか?少し不安だったけど、
ワン・ツースリー・フォーのパンチを曲に合わせて繰り出す「リズムボクシング」では、
多くの方々が参加してくれました。

大人も子どもも一緒になって、ピタリと揃う姿は、ステージから見ていてもなかなか壮快でした。





いつもはボクサーの本格ミットは、体験してもらってから行いますが、今回は少し手順を変えました。

まずは見てもらって、「やってみようかな?」という気持ちを起こしてもらえればと、思ったからです。
ミットは常が。良い音を立てる様に意識しました。





続いてミット打ちへ。



はじめは参加者もまばらで、スタッフや園の職員の方々の協力の下、
一人一人に声掛けをしながら誘う感じだったけど、
徐々に自分から「やってみようかな?」と、グローブを付け始めてくれました。





特に今回は、小学生の低学年生や幼児さん達がとても積極的でした。

ステージ上だし、注目されてしまうので、
大きい高学年の子ども達は少し照れくささの方が勝ってしまったようでした。

それでも、中には迫力あるパンチを打ち込んでくれる中学生や高校生もいました。






時間も押し迫ったところで、恒例のメインイベント。
寺と常のスパーリングです。

常が動き、寺が護る息の合ったスパーリングでした。
やはりここでは「すげ~」というため息が漏れていました。





終わりに、これも恒例とさせていただいている、ミットとグローブのプレゼントです。
(プライバシー保護のため、写真は加工させていただいています)



ここで感じたボクシングの爽快さや、楽しさを、
これからも園の職員や友達同士で続けていってほしいので、前回のSRSから、
プレゼントさせていただくことに決めたのです。

このミットとグローブは、「こころの青空基金」から、購入させていただいています。

皆様からのご支援を、形として届けられるのは、
まずはミットとグローブなのではないか?と、感じたからです。

きっかけ作りとして、僕たちは児童養護施設をひとつずつ、訪問していきます。


そこで発した“熱”を、いつまでも温めていってほしいから。


そして、僕が次の機会に訪問したときに、どれくらい上達したか?も、見せてもらいたいから。

1時間半と、いつもより短縮バージョンではありましたが、
無事に楽しくSRSを終えることが出来ました。

僕たちの出番は終われど、祭りはまだまだ続きます。

続きは明日へ。





第3回SRS協力メンバー
佐藤常二郎・寺畠章太・坂本涼子・坂本博之・山崎実・丹美穂 敬称略
Photo By 海老原一己


「お知らせ」


本日10月9日発売の朝刊「産経新聞」で、
「こころの青空基金」Skyhigh RngS~SRS~の活動内容を記した記事が記載されます。

皆さん読んでみてくださいね。

そして僕は今日から福岡へ。

NHK番組「課外授業 ようこそ先輩」 の収録へ行ってきます。

まだ放送日が、決定していないのですが、決まったらまたお知らせしますね。

この番組はもう10年以上続いていて、色々な分野の著名人が多く出演しています。

僕は、今までは大人の方々へ向けてお話をする機会が多かったです。

今回は、小学校で子ども達へ向けて“授業”を、
ということで全く初めての経験なので、どうなるのかまるで想定できません。

まぁ、楽しんできます。

帰ったら、またご報告します。

気合いで飛行機にも……。

それでは。


「産経新聞の取材」


今日は、産経新聞の記者さんに、Skyhigh RingS~SRS~こころの青空基金の話をしてきました。

今の児童養護施設の現状や子ども達の情況を、僕が知っている限り、話してきました。

記者さんは、その事実のひとつひとつに驚いていました。

世間的には、児童養護施設が「ある」ことは知っていても、
「どういうところなのか?」とか「どんな生活をしているのか?」ということには、
あまり認知もされていないし、関心を持つ人も少ないのではないかと思います。

しかし、実際にどの施設も定員オーバーな状態だし、施設入所理由の60%は、虐待が理由なのです。



その現実を、皆さんはどう考えますか?



このブログを読んでくださっている皆さん。

親である立場かもしれない。

まだ結婚前かもしれない。

学生かもしれない。

今のご自身の立場から、児童養護施設の現状について、少し考えてみませんか。




施設にいる子ども達が差し出す手を、ふと見たときに、ドキッとすることがあります。

手に、小さく丸い火傷の跡。

そういう現実が、あるのです。

身体に傷が無くとも、目に見えない こころの傷を抱えているのです。



産経新聞の記載日は、来週中だそうです。わかったらまた、お知らせします。




「第二回 SRSボクシングセッションin雀幸園」vol.2



昨日からの続きです。

恥ずかしがる子も、何とか参加でき、1ローテーション終了。

2ローテーションに続く。

子ども達からリクエストが出ました。



「園長!園長!」





雀幸園「新木弘子園長先生」です。



新木先生は、とても真剣でした。とても集中していました。

子ども達の応援は、一層大きくなりました。

2ローテーション目は、とてもスムーズです。

「やりたい、やりたい」と、次々に自ら手袋をはめ、グローブを着けてくれます。

中には「もう4回目でしょ~」と、先生に止められた子もいました。

僕たち4人は、つい夢中になり自分の所に来た子と向き合うため、
なかなかその子が何回目なのかを、把握し辛いのですが。

先生はちゃ~んと見てくれているのですね。

一応公平にする為に皆2回まで、と決めているのですが、
先生はその子の「やりたい!」の気持ちを尊重し、
3回目までは大目に見てあげたのか~と思ったら、こころが温かくなりました。





子ども達のミット打ちが一通り終わった後、僕のミット打ちを披露します。
今回は小堀がミットを持ちました。
2分2R。それだけでも、息があがります。





さらに最後のスパーリング。2分2R。



今回は常が試合が終わったばかりだということと、
小堀との階級の差が大きいため、僕と小堀とがしました。

僕がノンファルカップを。小堀がヘッドギアを。

そうです。小堀はグローブ(しかも8オンス。しかも試合で買い取ったもの)しか持って来ず。

「倒す気で来ました!」とか言っているので。

マウスピースすら持ってこない小堀のボディーを、思い切り打ってやりました。





チャンピオンベルトを、子ども達のために持ってきた小堀。
「世界を目指します!」と、宣言しました。

そして、日本タイトルが決まっている常も、
「絶対にチャンピオンになります!」と、約束してきました。





最後に、子ども達から、豪華な花束を頂きました。

「私達が出来るお礼はこれくらいですから」と、新木先生からのお言葉がありました。

どうもありがとうございました。





ボクシングセッション終了後は、食堂に移って、おやつタイムです。

身体を動かし、お腹も減ったのか、皆もりもり食べていました。

中には僕たちに分けてくれる子も。

ここで交わす会話が、大事です。

その子の様子が、多少なりとも垣間見えるからです。

このきっかけを、もっともっと、深めていきたいのです。



今回も、とても熱く、楽しい時間を過ごせたと思っています。

スタッフ一同、雀幸園の先生方と子ども達に感謝致します。

どうもありがとうございました。

これからも、宜しくお願い致します。



帰りの車では、皆燃え尽きたように、眠ってしまいました。

今回ドライバーをしてくれた、カメラマンえびちゃん、ごめんな。





<参加メンバー>
坂本博之・小堀佑介・佐藤常二郎・海老原一己・山崎実・丹美穂・坂本涼子 ~敬称略~
PHOTO By K.EBIHARA


「第二回 SRSボクシングセッションin雀幸園」vol.1



9月30日の日曜日。

関東地区は大雨が降りました。気温も一気に下がり、とても寒い1日でした。
首都高速では、驚きの事件が。

僕らが走る車の横を。え?!人が歩いてる!!
オカルトではありません。

ご老人が一人、傘を差しながら降りしきる雨の中を、高速で走る車の脇を歩いていたんです。
もちろん、その場から110番しました。

あのご老人は無事だっただろうか。



そんな中でしたが、元気いっぱいの子ども達の元へ。

SRSボクシングセッション第2弾を、
埼玉県熊谷市にある児童養護施設「雀幸園」で行うことができました。

雀幸園では、園長先生が格闘技が好きということもあり、プロレスラーの団体とも交流があるそうです。

僕たちが到着すると、小学校高学年~高校生までの子ども達が、ホールで待っていてくれました。
小学校低学年の子ども達も、数名見学に来てくれていて、総勢50名ほどの子ども達が集まりました。





まずは準備運動から。実は前回、これをうっかり飛ばしてしまいました。すみません。





そしてボクシングの基本スタイル「ワン・ツー・スリー・フォー」を、丁寧に覚えてもらいます。





手がスムーズに出るようになったら、「リズムボクシング」で曲に合わせて、
シャドーボクシングをしてみましょう。
またまた子ども達の上達は目に見えるようで、飲み込みが早かったなぁ。





普段あまりしない動きなので、シャドーボクシングは疲れるようです。
いったん休憩。水分補給をしながら、しばしお話タイム。





お待ちかねの「ミット打ち」です。
実際にグローブを着けて、思い切りミットを打つのはとても楽しいんです。
最初は恥ずかしいと、なかなかグローブを手にしない子どもが多いのですが……。




初参加の小堀佑介(日本Sフェザー級チャンピオン )。
小堀のミットは、スタミナ重視。2分の時間内、連打を要求します。
大きい子が集まってきました。





2度目の参加の佐藤常二郎(日本フライ級7位)。
試合が終わってまだ4日しか経っていないにも関わらず、元気いっぱいに子ども達と向き合っていた。
常のミットは、子どもの目線に立ち、ゆっくり丁寧。笑顔も忘れない。





山崎実(SRSスタッフ)も、丁寧に子ども達の目線に合わせて行う。
声掛けをたくさんするので、特に女の子はやり易いよう。





そして僕はオールマイティーです。
写真の子は、低学年の特別参加。「やりたい!!」ととても積極的に頑張ってくれたな~。



ミットとグローブを打ち鳴らす音が響き渡ると、ホール内はみるみる熱を帯びていきます。

外は終日降り続けた雨。

雀幸園の子ども達は、やっていない子が、やっている子を応援するんです。

そうすると、グローブを握っている子どものテンションはますます上がります。


「楽しい!」「もう一回やる!」


その言葉を聞きたかったぜ!



よし、もういっちょ!



後半は、明日へと続きます。





PHOTO By K.EBIHARA



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