10月24日「WBA世界フェザー級タイトルマッチ」


更新が遅れてすみません。
さかのぼりますが、榎洋之の世界挑戦の記事から更新します。


結果は皆さんもご存知のとおりでした。
しかし、この試合を観戦した誰しもが、榎洋之の底力をみたことでしょう。

チャンピオンのクリス・ジョンが繰り出す巧みなパンチをもろに受け、顎が何度も跳ね上がり、
会場からはいつ榎が徹底的なダメージを受けるかを心配するどよめきが起きていた。

そんな中、榎は一歩も退かず前へ・前へ出続けた。
顔は腫れ上がり、足が折れそうになっても、渾身のパンチを繰り出し続けた。

この試合で、また違った榎洋之の姿を見ることが出来た。



お前はまだまだ伸びるよ……。


日本Lフライ級5位斉藤直人。
この日の斉藤は、エンジン全開で、スピーディーに動いていた。
身体のキレも良く、のびのびとリングで暴れていた。

2人とも、この試合に気合いが入っていた。
そう。SRSボクシングセッションで友達になった子ども達が、応援に来てくれたから。


子ども達は、初めての生観戦でとても楽しみにしてくれていた。
まして、SRSボクシングセッションで共に汗を流した“おにいちゃん”が、
リングで光を浴びて闘っている。

その姿を見て、何かを感じ取ってくれたのではないだろうか。

後日、この日の感想の手紙をいただきました。
「榎選手の頑張りをみて、最後まであきらめない気持ちを僕も持ちます」


感じ取ってくれていますね。
嬉しいです。


榎の試合が終わり、榎がさっきまで握り締めていたグローブを持って、子ども達の所へ行きました。

「いいかい。このグローブは榎のいろいろな思いが・魂が入ったグローブなんだ。
今日の榎の頑張りをお前達も胸に焼き付けて、このグローブを触っておけ」

すると子ども達は、手を伸ばし、「わー熱い」「すげー」と口々にしながら触っていました。


この日を忘れないで、
お互いに頑張ろうな。