児童養護施設「岩倉学園」&「誠信少年少女の家」(静岡県富士市)


なかなか活動報告が出来ず、すみません!
7月4日に行われた「岩倉学園&誠信少年少女の家」でのSRSボクシングセッションをご報告します。


今回のメンバーです。


前回静岡県浜松市にある児童養護施設「すみれ寮」のSRSで協力してくれたメンバー
平石ボクシングジムトレーナー 矢吹敬・日本Sバンタム級5位 梶山友揮・
TMCボクシングジム会長 前島正晃 

静岡メンバーで初参加の
三津山ジムトレーナー 福井國孝・村越裕昭・平石ボクシングジム所属 ヘビー級 浦田佳祐

東京メンバー
坂本博之・海老原一己・錨吉人・若松一幸


この頃には、積極的な子ども達は1度やれば次々に参加してきてくれました。
その中に、なかなか参加できない子どもの姿も。

そういう子どもの姿を、まず見つけて僕に告げてくれるのがカメラマンのえびちゃんです。
「坂本さん、あの子やりたそうなんですけど、まだ一度もやってないんですよね~」
なんて教えてくれます。
ミットを持っている僕達は、目の前の子どもに集中しているので、このサイドサポートは必須なんです。

そんな中、ある女の子に目が留まりました。
なかなか参加できない子どもに、僕はミット打ちの合間に声を掛けます。

「やってみないか?一度でいいからやってごらん。」

そんな言葉を繰り返す内に、なんとか重い腰を上げ、グローブをつけてくれた時には、僕はとても嬉しい気持ちになります。

その後には、とびきりの笑顔が見れるから。

しかし、今回は少し違いました。
その子は、最後まで、参加してくれませんでした。
僕が声を掛け続けると、だんだん口元が緩み、笑みをこぼしてくれていました。

もう少しかな?と思っていたけど、タイムアップ。
でも、僕はこのことで、改めて教えてもらったことがあるんです。
その子は、ミット打ちは最後までしなかったけど

なんとなく、いつも僕のそばにいました。

僕が他の子どもとミット打ちをしている間、ちょこちょこ寄ってきて、膝カックンをしてみたり。
ちょんちょん、と突いては逃げてみたり。
だんだん、その子に笑顔が見れたんですね。

これが、この子なりのコミュニケーションなんだなと。
どんな形でも、受け入れてあげられることの大切さを、教えてもらいました。


今回、初の試み。


吉人がヘッドギアを着けて、子ども達のパンチを避け続けるのです。
ミット打ちでやったパンチを、今度は実践に近い形で体験してもらいます。

「さっきの1.2.3.4を、ボクサーに当ててごらん」
なかなか当たらず、ボクシングの難しさを知ったようでした。


みんなから歓声が湧き上がります。
もちろん僕の血が、むくむくと。。。


おりゃーっ!!


どうだ~!!


岩倉学園、誠信少年少女の家の
みんな、どうもありがとう!!
また会おう。