児童養護施設「雀幸園」vol.2


リズムボクシングを終えて。

「じゃあ~ミット打ちを始めます。やりたい人は、グローブを着けて順番に待ってね。」
と声をかけると、手を上げて走り寄ってくる子ども達。

この積極的な行動に、僕達は密かに感動していた。

前回、初めてのセッションの時には、恥ずかしがってなかなかグローブを着けられなかった子ども達。
グローブを着ける仕草も、どこか自然。


真剣な表情で拳に力を込めて打ち込んできた子ども達の姿は、本当に印象的だ。
一人一人と向き合うことで、彼らからの言葉にならないメッセージを受け取ることがある。

いちいち説明しなくても、伝え・伝わること。
これが、このボクシングセッションで一番大切なコミュニケーションなのではないか。