こころの青空基金を始めて


僕は2000年に「こころの青空基金」を立ち上げ、今年で7年目に入っています。

それまでは、僕がお世話になった福岡市和白青松園の子ども達へ、支援をしてきました。

僕の試合の時には、会場に募金箱を置かせて貰ったり、また、基金の存在を知ってくださり、
毎月必ず振込みをしてくださる方もいて、そういう方々に支えられての6年間だったと思います。


本当に、本当にありがとうございます。


そんな方々の気持ちが伝わるが故に、僕は引退してから、全国の児童養護施設の子ども達へ向けて、
もっと具体的に支援していきたいと思うようになったのだと、思います。

今では、本当に多くの方々からのご理解を頂き、「是非子ども達のために使ってね」と、
募金を託される事が出来るようになりました。

僕が始めたSkyhigh RingS~SRS~ボクシングセッションで、子ども達とふれあう事。

それはまず第一歩であり、ふれあいのきっかけに過ぎません。

そこから、どういう“つながり”を深めていけるのかを、考えています。


先日、辰吉丈一郎の応援隊「不死鳥」の方々から、基金を預かりました。
20.400円もの募金を、お預かりしました。まことにありがとうございました。

1円~5円~10円~と、紙に丁寧に50枚づつ……などにして包んで、まとめてくれていました。
そんな心遣いまでしてくれるこの方々の、こころの温かさまでも、預かったような気持ちになりました。




大人の事情で、親と離れて暮らしている子ども達。

自分から「施設で暮らします」と、児童養護施設へ赴く子どもはいないから。

大人を、信用できない子ども達。



でもな、大人は絶対に君達の味方なんだよ。


大人は皆一緒、ではない。


大人になりきれない大人が、
君達を傷つけることがあるかもしれない。


でも、傷ついた君達を抱きしめてあげられるのも、大人なんだ。



そういうことを、伝えていければと思います。