2009/6/19

「児童養護施設 福岡育児院」vol.2



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全体のミット打ちの風景。


熱気がすごかった。

子ども達の応援する声、タイムキーパーの「ラスト30~!!」の声でテンションは上がりまくる。

拳に思いを乗せて、熱い時間を過ごしたあとは……




お楽しみのおやつタイム。

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すっかり打ち解けた子ども達との、コミュニケーションの時間です。
この時間もとても大切です。



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この日誕生日だった姉妹のために、僕は「Happy Brithday to you」を歌いました。
食堂で皆で大合唱となりました。

「お前達誕生日なんだから、俺を持ち上げてみろ」という訳のわからないリクエストに答え、
軽々持ち上げてくれた。楽しい時間をありがとう。



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プレゼントするミットとグローブに、僕の熱を伝承。
子ども達の10発カウントダウンが、響き渡った。



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今日の熱のやりとりを、続けていってくれな。



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今回協力をしてくれたKASUYAボクシングジムから、
子ども達へのグローブのプレゼントをいただきました。
ご協力誠にありがとうございます。

この度おやつ代を、社団法人 福岡県少年補導員連絡協議会様よりいただきました。
ご協力誠にありがとうございます。

お手伝いをしてくださった、江頭警部、村田警視、少年警察学生ボランティアの皆さん、
誠にありがとうございました。




福岡育児院のみんな、また会おう。



2009/6/18

「児童養護施設 福岡育児院」vol.1


5月23日。
福岡県福岡育児院にて、SRSボクシングセッションを行いました。



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今回のメンバーは、現地スタッフ。
KASUYAボクシングジムのメンバー2名と、少年警察学生ボランティア3名。
警察官の江頭警部と村田警視。そしてカメラマンのえびちゃんと僕です。



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最初に挨拶。
子ども達と初顔合わせになる場合は、まず僕から話をします。
とても行儀良く聞いてくれています。



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そしてスタッフの紹介。
ひとりずつ、自己紹介を簡単に。結構これでキャラが決まったりします。
この時間、結構好きです。



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まずは準備体操。
入念に身体をほぐします。



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そしてシャドーボクシング。
真剣な表情を、出来ればモザイク無しで伝えたいです。とてもいい顔をしています。


ここまで20分弱。



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お待ち兼ねのミット打ちスタート。
このミット打ちは、ボクシングのレッスンではありません。


「君達の拳で、今までのいろんな思いを込めて、
思い切り打ち込んできてくれ」


そう、初めに子ども達へ話します。
そうして、打つ側と受ける側の言葉ではないコミュニケーションが始まるのです。



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いつも九州で何かあるたびに、必ず駆けつけてくれる弟分。
平山司。

SRSボクシングセッションは今回2回目の参加。

司自身も施設生活経験者であるが故に、子ども達への思いは強い。
ちなみに和白青松園の後輩である(さらに西日本ミドル級新人王のボクシング経験者でもある)



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井上剛。
KASUYAボクシングジムのオーナー。

今回初参加してくれた彼らは、僕の講演を聴きに来てくれたことがきっかけです。

その後、ジムに直接連絡をくれたことは、とても嬉しかったです。
どこに縁が繋がっているかわかりませんね。



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大迫伊千呂。
彼はKASUYAボクシングジムの会長。

2人とも熱い魂の持ち主だ。




写真は残念ながらないのだが、もう一人の功労者。その名は、高木聡。
ボクシング戦績は無敗。

ちなみに昨年は何度か共に練習をし、
スパーリング・ミット打ちを行う度に猛烈に嘔吐を繰り返していた男。

次の機会には、写真撮って貰おうな。
などなど。。。




熱いスタッフ達の中で行われるミット打ちは、
子ども達の笑い声や気合いの声が響き渡る、熱気のこもった時間である。

今回参加してくれた少年警察学生ボランティアの方々は、
タイムキーパーや子ども達への誘導と、グローブの装着の手伝いをしていただきました。

この役割りがいるかいないかで効率がぐんとスムーズになるため、大変大事なスタッフです。



江頭警部と村田警視は、さすが現役警察官。
声の張りと大きさの迫力には、驚かせられました。

その声に乗って、子ども達のミット打ちのテンションもぐぐっと上がっていました。



次回へつづく。



2009/4/26

「児童養護施設 クリスマス・ヴィレッジ」vol.4



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リックとのスパーリングが終わり、僕の渾身の左フック10発を披露。
これはプレゼントするミットとグローブで、必ず行います。


僕の熱を沁み込ませるつもりで打ちます。



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そしてお楽しみの時間。おやつタイムです。



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ボクシングセッションを終えると、互いに打ち解けて、子ども達との距離はもっともっと近くなります。



帰り際に、バイトから帰ってきた女の子がいました。

「やりたかった~!!」

と、間に合わなかったことを悔しそうにしていたので

「また来るからね」

と、約束をしてきました。



クリスマス・ヴィレッジのみんな。
また会おう!!



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リック吉村とは、引退をしてから何度か会っている。
彼がアメリカへ仕事の為に帰るときにも、僕は成田へ見送りに行った。

後楽園ホールで会えば、話したりもしたし、彼の住む米軍基地へ遊びに行ったこともある。
しかし、いずれもそこではトークするだけで、拳を交えることは出来なかった(当たり前だが)

今回、SRSボクシングセッションに協力してくれたおかげで、
僕達は16年ぶりにグローブを着けて向き合っていた。



16年前から引退するまで、
つまり12~13年間、僕らはいつ再戦するやも知れないと、
心の片隅にいつもお互いを意識し続けていた。



リックは「Kill sakamoto!!」と試合後に行った手術後のベッドの上で、言い続けていたらしい。
僕も「いつでもやってやる」と公言していた。




そんな2人が今。

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この友情は永遠である・・・。



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2009/4/11

「児童養護施設 クリスマス・ヴィレッジ」vol.3


「さぁ~スパーリングの準備をしようぜ。リック」と声を掛けた。
リックはおもむろにポケットからテーピングを出し、手に巻きつけ……


「Hey, サカモト。バンデージは?」


この男。。。やる気満々である。
するとカメラマンのえびちゃんが、


「リック、すごい気合いですね」


と少々心配げに、そして少し興奮気味にカメラを構えた。
僕も徐々にボルテージが上がり、緊張感が湧いてきた。



第1R 開始。



いきなりヒートアップ。

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僕がボディーをめり込ませると



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リックも強烈な左ボディーを打ち返す



実は、16年前に闘ったときにもこのボディーブローを何発ももらい、試合翌日には血尿が出たんだ。
こんなことは、後にも先にもこの時だけ。

そんな記憶が蘇った。

「相変わらずいいボディーブローを打つな」と思った。

16年前には、リックは右肩を故障しており、得意の右ストレートをほとんど打てずにいた。

16年後のこの日リックの右ストレートを受け、
あの時自分に打ち込めなかった悔しさが込められていた気がした。

この日のスパーリングで、一番効いたパンチであった。




僕も負けじと、リックの左ジャブに合わせて、得意の右クロスカウンターをヒット。

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2Rのスパーリングは、終始お互いの得意なパンチを出し合う特別な時間だった。



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この2ショットは、お互い現役時代には考えられないことだった。



ホールなどで会ったときや、表彰式で会うことはあった。

しかし、お互いいつ再戦するかもしれない、という思いを持ち続けていたので、
目も合わさず、挨拶も無く、すれ違うだけだった。

お互い引退をし、勝負する関係ではなくなった。

だからこそ、友情という形で再会出来たことが、なにより嬉しい。

僕が思いを込めて活動しているSRSボクシングセッションに、
快く協力してくれたリックの熱い気持ちとハートに、心から感謝を伝えたい。




どうもありがとう。




この日、クリスマス・ヴィレッジに「リック吉村」と「坂本博之」のサイン色紙が飾られた。

次回へ続く。




2009/4/2

「児童養護施設 クリスマス・ヴィレッジ」vol.2


シャドーボクシングを終えて、ミット打ち。

まずは日本タイトル防衛記録保持者、リック吉村のスピーディーなコンビネーションを披露し、
子ども達のどよめきが起こった。


「世界チャンピオンみたーい!!」

「ボクシングみたーい!!」


と、かわいい発言も飛んでいた(笑)



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リックはグローブをつけると、真剣な表情に変わり、受ける僕も真剣になった。
現役選手のミットを日々持っているが、リックの放つパンチには自信がみなぎっているのを感じた。



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さぁ、子ども達の出番だ。



思い切り打ってこいよ!!



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初参加のリックは、子ども達に大人気だった。



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常はもう少し搾ろうか。



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次の試合には、子ども達が応援に来てくれるからな。がんばれや。



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鹿児島から上京し立ての19歳。プロ目指してトレーニング中の吉人。



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中島は例の事件以来の初参加。
明るく振舞っていても、まだ消化し切れていない部分が多く残っているようだ。
本人も名誉挽回するよう、頑張っています。



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リックのパフォーマンスも子ども達にウケていた。



ミット打ちも後半に差し掛かった頃、
カメラマンのえびちゃんが「この子打ちたそうにしているんですよね~」と

ある女の子を連れてきた。

恥ずかしそうに、近づいてきたその子に「1回でいいからやってごらん」と声を掛けた。

グローブを付けたその子に
「嬉しかったこと、悲しかったこと、怒ったことを拳に込めて打ってごらん」と言うと、
最初は照れ笑いをしながら打ってきたのだが、
「今までの嬉しかったことはそんなもんか?」と声を掛けていくうちに、
だんだん目の輝きが増し、力強いパンチになっていく。

1R終わると、「次は悲しかったことを思い出して打つよ」と、言ってくれた。


彼女は計6回もやってくれた。

1回ごとに、さまざまな思いを思い出しながら。



これがSkyhighRingS~SRS~ボクシングセッションの大きな魅力ではないだろうか。


言葉ではなく、拳で伝え、受け止める。


お互いのコミュニケーションが、自然と深まっていくのです。
この活動を続けていると、しみじみ感じることである。



いよいよ、メインイベント。

16年ぶり。



リック吉村との再戦。



次回へ。








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