児童養護施設「若葉荘」



12月14日。

僕は福岡県糟屋郡にある児童養護施設「若葉荘」を訪れました。
こちらの施設では僕の後輩の友人がお世話になっており、
そこでSRSボクシングセッションをと、お話をいただきました。





定員60名の昭和25年からある施設です。
クリスマスに向けて、イルミネーションが華やかに飾られていました。


子ども達は学校に行っていて会えませんでしたが、
施設長の森 康仁先生と話をさせていただきました。

来年、SRSボクシングセッションをやりましょうと、約束をしてきました。



子ども達に会えるのを楽しみにしています。





施設長 森康仁先生と。



12月22日 SRS第5弾「埼玉育児院」



埼玉県川越市にある児童養護施設「埼玉育児院」へ、
SRSボクシング・セッションへ行ってきました。





SRS協力メンバー
左から)岸田直子・佐藤常二郎・海老原一己・渡邉一久・坂本涼子・坂本博之・丹美穂・山崎実





60名分のおやつを持って。


小雨の降るとても寒い日でしたが、約20名ほどの子ども達と一緒に身体とこころを解します。





埼玉育児院には、10月に院行事の「お楽しみ会」に参加したので、
子ども達は「坂本さん!」とすぐに近づいてきてくれました。





ワン・ツー・スリー・フォーのフォームは、すぐに覚えてくれます。


今回のリズムボクシングでは、
参加してくれた高校生チームの迫力で、とてもかっこよかったです。

2回のリズムボクシングを終えると、室内は熱気に溢れ始めます。

水分補給をし、いよいよミット打ちへ。





すごいパワーで打ち込んできます。


彼は、僕と出会う前に、ある日突然「ボクシングをやりたい」と
部屋にサンドバックをぶら下げた~というエピソードの持ち主。

この日のセッションを楽しみにしてくれていたようです。





この日は女の子チームも積極的。2人同時にミットを受けてみると、
息の合ったタイミングでワン・ツー・スリーフォーと、ぴったりに打ってきた。





常二郎は同じ目線で話し、コミュニケーションを大切にしています。





この歯を食いしばって打ってくる表情。伝わりますか?





2度目参加のカズ。足の怪我を押して、駆けつけてくれた。
カズは子ども達を引き付けるのがとてもうまい。





小さい子もたくさん参加してくれた。





俺はこの技が気に入った。





最後に俺のミット打ちを。高校生チームの勢いに触発されて、気合いが入りまくった。






常二郎とカズのスパーリングでは、いつにも増して2人とも気合いの入った動きを見せた。





子ども達は食い入るように見ていたなぁ。





恒例となった「ミット&グローブ」のプレゼント。


ボクシングはルールの決まっているスポーツ。
決して素手で、友達に向かって試し打ちなどしないこと。

ミットとグローブを使って、友達同士、職員に相手をしていただいて
続けていってほしいと、話しました。





最後に、今回はコミュニケート時間(おやつ時間)が、
後の院行事練習が入り取れなかったので、少しだけ腕相撲大会をしました。






子ども達と和気藹々の時間は楽しいです。


今回も、「こころの青空基金」へ協力下さった皆様のおかげで、
SRSボクシング・セッションを無事に終えることが出来ました。

今年8月からスタートしたSRSボクシング・セッションでしたが、
まずは施設の扉を叩くことからコツコツと始めて、僕達の思いを知っていただき、
そこで初めて子ども達と出会えます。

地道な活動ではありますが、僕とのセッションが楽しい思い出となり、
これからもたくさんの絆を深めていけたらと思っています。

地方の施設からも「うちへ来てください」と言って頂いているところがあります。

仕事の関係上、今は月に1~2回の訪問で限界なのですが、
これは僕のライフワークとして続けていくのでどうか待っていてください。

来年も、より多くの子ども達と出会えることを楽しみにしています。

そして、子ども達との「こころの交流」をお知らせしていき、
皆さんへその輪を広めていけるように頑張ります。

今後とも「こころの青空基金」SkyhighRinguS~SRS~を、宜しくお願いいたします。




Photo By 海老原一己


12月15日「福岡県久留米市諏訪区」講演



諏訪地区少年を守る環境浄化・シンナー等薬物乱用防止推進大会に、参加してきました。





久留米六角堂広場。


この大会は、久留米県警やボランティアの方々により薬物乱用防止を訴えるキャンペーンです。
そこで講演をさせていただくことになりました。

講演の前に、チャリティーサイン会として
「こころの青空基金」への呼びかけにもご協力いただきました。








水色のパーカーを着ているのは、青少年少女のボランティアの子たち。
とてもよく頑張ってくれました。どうもありがとう。





この日のチャリティーサイン会では、61.835円もの募金をいただきました。
ご協力誠にありがとうございます。
児童養護施設の子ども達への活動資金として、大切に使わせていただきます。





そして、ステージでの講演。


屋外でもあり、通り沿いにある場所なので、
声を張らないと道ゆく自動車などにかき消されてしまいます。

なるべく大きな声で、いつものように話しました。





そして、恒例となってきましたミット打ち。


参加者は、10代少年が多かった。
身体ごと打ち込んでくるところに、メッセージを感じた。







2分1R。打ち終わった後には、みんな爽快な笑顔となります。



とても寒い日でした。
話を聞いてくださったみなさん。
どうもありがとうございました。



明日は今年最後のSRSボクシングセッションに、川越市にある「埼玉育児院」へ行って来ます!!

気合い入れて燃え尽きたいと思います。





*プライバシー保護のため、写真に加工をしています。


福岡県田川郡川崎町「川崎中学校」講演



更新内容が前後してしまい、すみません。

ちょうど1週間前です。
僕は故郷である田川郡川崎町川崎中学校で、講演をしてきました。

中学校での講演は、これで4度目となります。
僕の話で、熱を伝えることが出来るだろうか?

毎回、10代の子ども達の前で話すときには、
どうこの「熱」を伝えていけるか?をテーマとしています。





講演は「川崎問題を抱える子ども等の自立支援事業推進協議会」に伴う教育講演会とのことでしたが、
僕は今回もまず子ども達の様子・顔を見てから、話の筋を決めたいと思いました。





写真がぼやけてしまいましたが、子ども達はとても落ち着いて聞いてくれていました。


僕の言葉全てが熱を持って伝わることは、難しいかもしれません。
しかし、僕の話の中で一つだけでも、子ども達のこころに響いてくれていたら、嬉しいです。





話は40分くらいにし、ミット打ちへ移ります。
子ども達も楽しみにしてくれていたようでした。







今回川崎中学校での講演でお世話になった中島さん(左)と、
いつも手伝ってくれる後輩の平山司(真ん中)





女の子も思い切り打ち込んでくれました。何度も列に並んでくれている子もいたなぁ。





終わりに、僕のミット打ちを披露しました。





お礼の言葉をいただきました。





終わった後に、数名の子ども達が近づいてきてくれました。
そういうことが、一番嬉しいですね。



僕の話を聞いていて、子ども達が
「坂本さんだってやったんだから、俺にも出来るばい。やってやる。」

そういう言葉が聞けた時、僕の中でガッツポーズをする瞬間です。
それが「熱」として、伝わったという証になるのではないでしょうか。

今すぐでなくてもいい。
いつかそう思えるときを、迎えてくれることを願いながら話をするのです。




川崎中学校の子ども達。
みんなに会えてよかった。

最後にみんなにも言ったけど。
川崎中学校は、僕の両親の出身校なんです。

遠い昔に、両親がこの中学校に通っていた。
そんなことを思うだけで、僕の中でまた、特別な場所という気持ちになるのです。

いろいろあって、今僕が川崎中学校に来ている。
不思議な気分になりました。




*プライバシー保護のため、写真に加工がしてあります。


「ご報告」


この度、株式会社ビータイト・プロモーション様より、

11/3、11/10 おやじファイト
12/8 DANGAN5

試合会場にて「こころの青空基金」の募金箱を設置していただき、
合計113,906円もの寄付をして頂きました。ご協力誠にありがとうございました。

12月8日の「こころの青空基金の募金」では、僕の後輩佐藤常二郎の初タイトル挑戦の日でもあり、
会場では僕とSRSスタッフも立ち会うことが出来ました。





多くの方々に、ご協力をいただいたことを、この場をお借りして御礼申し上げます。





僕の戦友「リック吉村」が所属する石川ジム「石川久美子」会長からも、ご協力をいただきました。





グリーンツダボクシングクラブのメンバー。
第32代OPBFウェルター級チャンピオン「丸元大成」選手を筆頭に、基金に協力してくれました。

「SRSボクシングセッションで関西に来た時には、協力します」と、心強い申し立てをしてくれました。


その時にはよろしく!!


また、株式会社ビータイト・プロモーション様からは、
子ども用のコートやセーターの冬服を寄付いただきました。


こちらも早速、児童養護施設へ届けたいと思っています。
どうもありがとうございました。




Photo By 海老原一己


「福岡少年院での講演の話」



11月後半。

僕は福岡少年院を訪れました。
たまたま僕のファンだった少年院の法務教官の方が、僕に連絡をくれたのです。

以前僕は、ボクシングコミッショナーからの紹介で「人」・「わこうど」という、
財団法人矯正協会が出版している少年院の院生の為の小冊子の取材を受けました。

これは全国の少年院へ配られているものだそうですが、
「そのうち少年院への関わりも持てたら」と考えていた矢先のことでしたので、喜んで引き受けました。

少年院。

広辞苑では「家庭裁判所から保護処分として送致された少年を収容して
矯正教育を行う国の施設」とある。

そこで生活している少年達は、どんな思いでいるのか?

自分が置かれている状況と、自分が犯した過ちについて、どう向き合えているだろうか……。

それが一番の気がかりであった。

あれこれ思いを巡らせながらも、まずは子ども達の顔を見て、講話の筋を決めようと思った。

寒さが強まってきたその日、体育館に集まった少年達は、床に座布団を持って座った。
僕も壇上ではなく、同じ高さに立ちます。



僕が一番伝えたかったこと。

それは「人は、変われるんだ」ということです。


「自分を見捨てるな、諦めるな。」と。



僕なりに熱を持って話しました。

少年達からも、熱を感じました。食い入るように、
こちらを見つめて聞いてくれている様子が伝わりました。

講演後のミット打ちでは、タイムリミットが近づき1人しか出来なかったのですが、
自ら手を挙げた少年は印象深く残っています。

彼は初め、照れもあり軽く当てる程度だった。



だから俺が「おまえの思いはそんなものか?
嬉しかったこと・悲しかったこと・悔しかったこと、
全ての思いを拳に込めて打ってこい!!」と声を掛けます。



すると凄い形相で打ってきたんです。

それは皆が驚くほどに。

帰り際、教官の方からふと聞かされました。

「今あの子は壁にぶつかっていて、冷めてしまっていたんです。
だから、自分から手を挙げたことにも驚いたし、あんな表情するんだと、僕も驚きました。
坂本さんに引き出してもらったんでしょう」と。

それを聞いて、僕はもっともっとたくさんの少年達のミットを持ってやりたかったと、感じました。
そんな日が、また来ることを願っています。

後日頂いた感想文を読むと、その子それぞれの背景が垣間見られた。



「でも、諦めない」



どの感想文の中にも、その気持ちが現れていました。

再犯も多いと言われる少年犯罪ですが、
これから先を希望ある未来に向かって歩んでいってほしいと強く願っています。





福岡少年院の教官の皆さん。
真ん中が「福岡少年院長森田哲志院長」です。

大変貴重な経験をさせていただきました。
誠にありがとうございました。



これからも少年達の未来の為、
頑張ってください。




12月8日「後楽園ホール」



12月8日「DANGAN5」日本フライ級タイトルマッチに、
後輩の佐藤常二郎が挑戦者として、リングに上がりました。

この日は埼玉県にある児童養護施設「上里学園」と「雀幸園」のみなさんを、
各10名ずつ、こころの青空基金よりご招待させていただきました。





SRSボクシングセッションで、常二郎と一緒に汗を流したみんなです。
思い切り応援しような。





控え室では、少々興奮気味な常二郎と、
この日スペシャルエキシビジョンのスパーリングを務める小堀佑介が。






試合前には「こんなに体調が良かったことは、今までにない」と言うくらいに、
体調は万全だった常二郎。


「リングに上がるまではわからない、という気持ちで落ち着いていけよ」とアドバイスしました。





常二郎の応援団は、常のお兄さんを筆頭に、広島魂を燃やしていた。





リング上での常二郎は、挑戦者らしく前へ出る。
しかし、チャンピオンの吉田健司選手の独特な動きに、
なかなか自分のペースを掴めないまま、ラウンドは進んだ。





結果は3-0の判定で負けとなったが、常自身「ボクシングで負けた、という気がしません」と、
とても悔しそうだった。気持ちは解る。


この試合に賭けてきた気持ちと、結果とは比例しないこともある。

だけどな、常。

子ども達は、真剣に大きな声を出して応援していたぜ。


「つねじろう!つねじろう!」ってな。


皆目を輝かせていたよ。

終わった後、電車で来てくれた園の子ども達だから、最終電車が心配な時間だったんだ。

だけど「常二郎選手に会えますか?」って。

子ども達が会いたいって言ったんだぜ。

常の熱い思いは、子ども達の胸に何か残したんじゃないか?と、俺は思うよ。



みんな応援をどうもありがとう。





前で「常」カードを持っているのが、常二郎のお兄さん。
彼は本当に兄弟思いの、常の自慢の兄貴だな。


こころの青空基金への呼びかけにも、汗だくで手伝ってくれました。本当にありがとうございました。

今回、「DANGAN5」プロモーター様のご厚意の許、「こころの青空基金」を集めていただきました。
ご協力いただき、誠にありがとうございます。




「台東区竜泉」


先日東京の地元、台東区竜泉の友達の店へ行ってきました。

そこで、中学の時の先輩に会い、
「この前竜泉バーベキュー大会したときにこころの青空基金集めたよ」と、募金を預かりました。





手書きのポスターまで用意してくださって、皆さんに呼びかけてくれたそうです。



11.437円の募金を預かりました。ご協力をありがとうございます。

竜泉時代の先輩や仲間、知り合いの方々もこうやって坂本博之を応援してくれているんだと思い、
とても嬉しくなりました。

今度バーベキュー大会をする時には、ぜひ参加したいです。



「和白青松園改築チャリティーに参加」



11月17日。
僕は出身児童養護施設「和白青松園」で、チャリティーサイン会をしてきました。

このチャリティーは、昭和39年からの建物である和白青松園の建て替え資金を集めるために、
多くの後援会のご協力の下、開催されました。

メインは、「現代国際巨匠絵画展」。

約200点の絵画が、和白青松園の体育館に集結し、販売しました。

また、フランスの画家「ジャン=フランソワ・ブルジャ」画伯が、サイン会をしに、来場しました。





ブルジャさんと。ブルジャさんの絵の前で。とても優しい風景画が多く展示してありました。





築40年になる青松園の建物は、至る所に老朽箇所が見られ、破損も多いそうです。






主な破損箇所を、写真で掲示してありました。






ここは「坂本博之コーナー」福岡天神での引退セレモニーで子ども達が作ってくれた、
手作りリングもありました。





この日は昼までサイン会をして、そのまま後楽園ホールへ向かい、
引退記念のスパーリングをするスケジュール。前から決まっていた事なので、腹を据えて臨みました。








晴天に目恵まれたこの日は、多くの地域の方々が足を運んでくださいました。





和白青松園の後輩、平山司ファミリー。
彼らは僕は福岡に来るときには、必ず力になってくれます。
そして、「こころの青空基金」にも、その都度協力してくれます。
司の仕事仲間の方からも、ご協力いただきました。
ありがとうございました。





短い時間でのご協力しか出来ませんでしたが、江中宣夫園長先生も喜んでくださいました。



今回の僕のチャリティーサイン会で、「こころの青空基金」への募金に
ご協力いただき誠にありがとうございます。

総額71.383円もの募金を頂きました。

これは、和白青松園の建て替え資金として、全額寄付させていただきました。
皆様からの温かいご支援のおかげで、和白青松園の建て替え準備も進んでいるそうです。



どうもありがとうございました。



|1|2|3|4|5|6|7|8|9|10|11|12|13|14|15|